チョコレートのウンチクあれこれ その2 『チョコレートの原料って?』
2006 / 02 / 22 ( Wed ) 本物のチョコレートって何からできているか知ってますか??
世の中、知ってるようで、実は知らない事ってありますよね〜。 このブログでも、バシバシと宣伝してしまっているので、これ以上言う必要はもはやないと思うので名前は「敢えて」出しませんが(笑)、イタリアの美味しい美味しいチョコレートを輸入販売しています。 輸入食料品を販売する時には、商品の裏に貼るシール(私は『輸入者シール』とか『裏バリ』とか呼んでるのですが・・・)を作らなければいけません。もちろん、その前に、今 問題で注目を集めている厚生労働省の厳しい検査を受けなければならなく、そのために、チョコレートの原材料が何か?どのように作られているのか?という細部にわたる書類を作成しなければいけません。本物のチョコレートの原材料は、カカオとカカオバターと砂糖。これだけで、チョコレートは作れます。というか、本来のチョコレートの材料はこれら3つ。それに、風味を増すために、グイド・ゴビーノではマダガスカル産(ブルボン産と呼ぶ)の天然のバニラビーンズ、また、ジャンドゥーヤにはなくてはならないヘーゼルナッツと粉状にして全乳を加えています。 カカオ重視のブラックチョコレートである『チャルディーネ』には、ヘーゼルナッツは入っていないので、カカオとカカオバターと砂糖とバニラビーンズのみ! さて、巷にはたくさ〜んの種類のチョコレートが出回っています。 美味しい物も美味しくない物も、高い物も手ごろな価格の物も。 チョコレートを買う前に、ちょっとだけ商品を裏返して、原材料をチェックしてみてください! チョコレートを練り上げる時に均一に練り上げるために必要な乳化剤として、大豆由来のレシチンを使用しているチョコレートが多い。(ゴビーノも使用している安全な物です!) しかし、ちょっと待った!植物油脂?! カカオから抽出した油分であるカカオバターは植物由来の油脂であるはず。(物の本によると、カカオ豆には58〜53%のココアバターが含まれているそうです。豆知識!だからバターとは言うけれど、動物性ではないのでご注意あれ!)しかし、それに植物油脂が入っているということは・・・?!。 <<日本でチョコレートの区分としてココアバター以外の植物油脂を含まないチョコレートを強調して、『純チョコレート』と言う。一方、ココアバター以外の植物油脂を含むものは『準チョコレート』と呼ばれる。>> 発音したら、両方『ジュン・チョコレート』なのに・・・。なんか紛らわしいし、私個人的にも、今まで、この『ジュン・チョコレート』という呼び名は聞いたことなかったし、また、意識もしてませんでした。 これって、いわゆるアイスクリームとアイスミルクとラクトアイスの違いのようなものか???(こちらはきちんと記載してあるけれど) 工業が発達して、色々な物を使って便利に大量生産できるようになった恩恵か、弊害か・・・・。扱いは容易になったけれど、いつの間にか本物の味が何だか分からなくなってしまうのはちょっぴり悲しい気もする・・。実際、カカオバター以外の植物油脂を使っている方が、温度変化によってチョコレートの表面が白くなってしまう『ブルーム』現象が起こりにくいらしい。(ブルーム現象とは:チョコレートが高温(28℃以上)に置かれると、ココアバターが溶けて表面に噴出し、その後冷えて固まるときに白く粉をふいたような状態になること。)それに、口どけ、食べたときの感触、デザイン、形を重視したチョコレートを作るには、植物油脂が必要だったり、暑い夏に溶けにくいチョコレートを作るには植物油が必要だったりするらしい・・・。 さて、どうやら、イタリアでも、この『ジュン・チョコレート』論争があるみたいです。 以下、イタリアの新聞『LA STAMPA』の記事の抜粋です。 http://www.love-italy.net/lastampa/060127/02.html 1月11日、上院はチョコレートに関するEU基準に従わないという決定を行った。2000年にEU議会はチョコレートへの植物性油脂含有率を5%まで認める法令を可決。しかしイタリアでは100%カカオ豆からできたものだけをチョコレートと呼び、それをラベル表示することで他のEU諸国の植物性油脂を含んだ製品と区別してきた。一方EU裁判所はイタリアがカカオ豆100%ではない製品を締め出したとして市場開放を求めている。また新EU法の第20条はラベルへのカカオ豆100%という表示の廃止を規定しており、2003年の法令により重い罰金を課せられる可能性もある。これに対し、国内の量産メーカー、専門メーカーは共に、これまで通り安価な植物性油脂を混ぜない方針を継承し、EUと真っ向から戦う構えだ。 頑張れイタリア! テーマ:ショコラ(チョコレート) - ジャンル:グルメ |
パスタについて!
2005 / 11 / 24 ( Thu ) ハンガリーでの生活について書いている大人気ブログ『よーなぽとinハンガリー』http://uszoda.blog12.fc2.com/の記事に触発されて私も書きます。パスタについて!
私の友人が、あるテレビ番組で『正しいスパゲッティの食べ方』をやっていたけど、それって本当?と聞かれました。 正式な食べ方というのは、その先生曰く『スプーン食べ』。左手に持ったスプーンの上で右手に持ったフォークでスパゲッティをクルクルクルッと巻いて食べる・・・。 『えっ!?そうなの??』としか、その時には答えられなかったのだけれど、ちなみに、本場イタリアでそうやって食べているのは日本人とアメリカ人らしき観光客のみ。そうそう、レストランで、(え〜っとこれは固有名詞だから伏字を使わなきゃ)『タ○スコ、プリーズ!』と言っている人の確立が高い人種。 イタリア人曰く、スプーンを使ってスパゲッティを食べるのは、上手にフォークを使えない子供だけ・・・とのことです。この話も本当かどうかはよく分からないけど、イタリアのちゃんとしたレストランでスプーンが出てきたことはありません! 今の日本は、本場イタリア仕込みのシェフによるイタリア料理屋がたくさんあるけれど、私が小さい頃のイタリア料理なんて、それこそタ○スコとは切っても切れない料理ばっかりでした。ピッツァじゃないピザやナポリタンなんてのはアメリカから入ってきたイタリア(風)料理だものね・・・。 そうそう、どうしてもイタリアでトマトソース料理を辛くして食べたい場合は、タ○スコを頼む代わり『オリオ・サント、プリーズ(イタリア風にペルファボーレと言うとさらに良い)』と言ってみると、唐辛子を漬けたオリーブオイルを持ってきてくれます。 役に立つ(かどうかは分からないが・・)イタリア豆情報♪ イタリアで唐辛子をたくさんかけていると、『今夜は頑張らなきゃいけないのかい?』とからかわれます。(男性の方限定) これ、本当。(しかし本当に効果があるかどうかは不明・・・) |
きのこ狩り@イタリア
2005 / 11 / 15 ( Tue ) ちょっとシーズン真っ盛りからはズレてしまいましたが、今日は『きのこ狩り』の話です。え〜っと、オンタイムが9月末だから、約1ヶ月半のズレ・・・。お許しをば!
場所は、前回前々回と同じく、ウンブリア州側のラツィオ州。前回の幽霊屋敷のある山の中で、きのこ狩りしました。(山の中には幽霊はいなかった・・・) 今年の夏は雨が多かったせいか、きのこがあちらこちらに顔を出しているという芳醇な山。山沿いに住む人は、日曜日にハイキングを兼ねて山歩きをしながらきのこをゲットして家に持ち帰り、自分で料理して楽しむそう。ここはマツタケ山ではないので、こういう行為は禁止されてません。 ただ、必要なのが、免許!!ムヤミヤタラに自然のきのこを食するのは、やっぱり危険なので、山歩き+きのこ狩りには免許がいるのだそうです。で、持ってました。私の友達・・・・。 きのこに関するテストを受ければ発行される免許らしく、彼女曰く、「結構きのこ狩り免許持ってる人多いわよん♪」と・・・。本当かなぁ〜。 さてさて、この俄かきのこ狩り。本当にあちこちに生えてました。我々日本人チームも当然のごとく参加したのだけれど、我々は免許皆伝されていないので、彼女にいちいち、「これは大丈夫?」「これは?」などと指導を仰ぎます。 <日本でも、毒きのこ中毒が時々起こってしまいますが、イタリアでも然り。家庭はもとより、レストランでもスペシャルなきのこを生で食べた人がそのままレストランで倒れる・・・という事件は時々起こっているみたいなので、要注意です!> そして、なんとこの収穫! ちなみにモデルは、きのこ狩り免許を持つきのこ博士の我がアミーカ(女友達)。 ![]() 注目すべき点は、彼女が、自分の持っていたカバンにどっさりと収穫したきのこを入れているところ。 (う〜ん、私もかなり大雑把な性格だけれど、マイバッグにそのまま大量のきのこを入れるのは気が引けるな・・・。) さて、イタリアのきのこで有名なのは、なんと言っても『ポルチーニ茸』!新鮮なら生のまま薄くスライスしてサラダでGO!それか、そのまま焼いて『松焼き』ならぬ『ポル焼き』。濃厚な香りと口の中の感触はたまりません。そして、続いてトリュフ。日本ほどではないけれど、やっぱりイタリアでも高いから、バカスカ食べることはできませんが、やっぱり晩秋の味覚の代表だな。もちろん、トリュフは、秋の声を聞いたらもう食べられるのだけれど、やっぱり出始めは何でも高い!だってハツモノですものね。(ちなみに、イタリアでは南を向いて笑う習慣はありません。)お薦めは、丁度今頃。11月中旬から〜。値段もこなれて来てるし、美味しいトリュフも町に出ています。 イタリアのトリュフと言えば、アルバが有名だけれども、中部のウンブリア州でもかなり取れるとのこと。 そこで、超お薦めの白トリュフのメニュー・トリノ風♪ 『大きめのアンチョビに白トリュフを削ってかけたもの』 -- 名前は不明だけれど、そのままズバリ、ACIUGHE e TARTUFO BIANCOとかそんなんだったと思います。私は始めてこのメニューを見た時に、『なんじゃ〜〜!?豚に真珠、馬に念仏のようなコンセプトの料理は??』と思い、思わず頼んでしまいましたが、その美味しいこと♪アンチョビの風味と白トリュフの風味がこんなに合うなんて・・・。値段は数倍、数百倍違うけれど、『臭い』でくくれるこの仲間。『臭い』+『臭い』=『エモイワレヌ究極の美味』。メニューで見かけたら、是非、トライしてみてください。 私は、恥をしのんで、『おかわり』してしまいました・・・・・。 ついでに、プチうんちく。 海のないトリノでなぜにアンチョビが郷土料理に??と思った私は、恥ついでに聞いてみました。すると、昔は、『塩』そのものを買うかわりに、アンチョビを買って、その染み出ている塩をも塩として使うために、塩代わりにアンチョビがトリノに入ってきていたから、トリノ名物になったのだとか・・・。ある意味、アンチョビ文化は脱税の申し子だったということも発覚しました。かしこい・・・・。そして、美味い♪ |
発祥の地はトリノ その1.グリッシーニ
2005 / 08 / 29 ( Mon ) 今となっては、イタリアのどの地域のレストランに言っても、料理を待ちながらポリポリと食べるためにパンと一緒に出されるグリッシーニ。
これがトリノが発祥の地だということを、イタリア大使館に勤めるトリノ出身の友人に聞いた時には、『またまた嘘ばっかり〜!』とマジメに取り合わなかったのですが、(ゴメンね!!)、本当にそうらしいです。 トリノに足を運ぶようになって、トリノ現地の方々に同じ話を聞き、そうだったのか〜!と納得し、この前の先日も話題にしたNHKのイタリア世界遺産の旅でも紹介されて、ダメ押しされました。 時の王様がお腹の調子が悪い時に、消化の良い食べ物を作ろうとしたトリノのパン屋さんが、イースト菌を使わず小麦粉と水だけで作ったのがグリッシーニの始まりだとか・・・・。 しかし、今、日本に輸入されているグリッシーニの箱や袋の裏に書かれている原材料にはイースト菌と書かれているものがほとんどですよね。 確かに、イタリアのレストランでホームメイドで作られたグリッシーニとは歯ごたえや味がかなり違うような気もするけれど・・・。まあ輸入をすると色々様々な問題を解決しなければいけないという厳しい現実も知っているので、自分で輸入を断行していない私はここでナマイキなことを言うのは控えます! しかし、そのNHKの番組を見た後に、私がグリッシーニを食べる時にはいつも試してみることがあります。 番組では、質の良いグリッシーニを見分ける方法!というものが紹介されており、その方法というのは、グリッシーニをストローのようにしてワイン(もちろん水でもOK)が吸えるかどうか?? というのも、気泡が中にたくさん含まれているグリッシーニが良いということで、この気泡を通って水分を吸い上げることができるというものだそうですが、残念ながら、まだ日本のレストランでは吸えた経験はありません。 今度是非、本場トリノに行ったら試してみたいことのうちの一つです! ![]() |
グルメの街トリノ
2005 / 08 / 26 ( Fri ) 7月の後半だったかな?ご覧になった方も多いと思いますが、NHKでイタリア文化遺産の旅をイタリアから約1週間にわたってイタリアの世界遺産に指定された各都市を旅しながら毎日生中継する!という画期的な番組がありました。
『現地の手配は大変だっただろうな〜』『移動は大変だっただろうな〜』『暑かっただろうな〜』などと、勝手に作り手側の心配をしながら興味深く見ていました。 NHKさん!またこういう面白い企画+濃い内容の番組を作ってくださいね!(その時には私にも声をかけてください!)←冗談です(半分だけ・・・)。 さて、この番組は、イタリアのティレニア海側、要は地図上の左側をアマルフィから北上していく旅でしたので、旅の最後の方にはトリノにも訪れていました。 トリノと言えば、前の方の記事でも紹介したように、食料品雑貨屋のおばちゃんに、仕事でトリノに行くと言ったら『あんたたちは建築家さんかい?』と言われた場所であります! 今考えると、今度の冬のオリンピックが開かれる場所であるということで、トッカン工事が町の至る所で行われているから、外国人の建築家はたまた工事のバイトと思われたのかも知れません。(後者だったらちょっと泣きが入りますが・・・) その時に商談に行っていたのは、トリノのグイド・ゴビーノというイタリアで注目を浴びているチョコレート屋さんでした。実は、このチョコレート屋さん、3〜4年前に私がドイツのケルンで行われていた世界お菓子博覧会で初めて巡り会い、その美味しさとお洒落さに惚れ込んでしまって、ずっとくどき続け、昨年やっとの思いで日本での販売にこぎつけたという曰く由縁があります。 去年は忙しくって日本語のHPすら用意できなかったという有様だったのですが、それも今現在準備中で、今年度から本格的にスタート!という感じです♪皆様よろしくお願いします! 次のブログでは、このチョコレートを始め、実はトリノが発祥の地だった!というような物の紹介をしたいと思いますのでお楽しみに! |
問題で注目を集めている厚生労働省の厳しい検査を受けなければならなく、そのために、チョコレートの原材料が何か?どのように作られているのか?という細部にわたる書類を作成しなければいけません。


